2024/10/24(木) 14:45 0 2
前検日にメンバーを眺めるとしばし熟考したが、白井一機に託されたこともあり自ら動く決断をし高橋優斗、小笠原一真ら若手自力選手との3分戦に挑んだ竹内。道中は両ラインが踏み合い脚を消耗したタイミングを見計らい、2センターからまくり追い込んで直線外コースを突き抜けた。狙い済ました一撃が決まったが「直線が長かったし、たまたま決まっただけですよ」と謙遜している。
そうはいっても、奥原亨と2車だった小笠原一真ラインの3番手を回る選択肢もあったはず。それでもあえて自分で動いて結果を出したのだから脚は軽やかだ。「あらかじめ(熊本バンクの)傾向を見てからきました。今の自分の脚では早く仕掛けてもきついし待って、待ってから。47歳ですから、やれることも限られる」と、今節は急きょ入った追加だったが抜かりなく、チャンスを手にするための準備は怠らなかった。「熊本は母親の出身地なんです。親戚も住んでいるし第二の故郷みたいなものですよ(笑)」と意外な地の利も味方していたのかもしれない。
2日目、準決7Rは単騎での戦いに。松崎広太と中原航大による大学時代からの同期同士のぶつかり合いがぼっ発しそうで、脚を溜めた竹内に再度チャンスが訪れるかもしれない。(netkeirin特派員)