2024/10/16(水) 18:00 0 3
17日に開幕する「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」の前検日が16日、弥彦競輪場で実施となりました。今回はケイリン女子部・二宮歩美部長による前検日レポートをお届けします。
何気に東京駅から1時間半ちょいで到着する燕三条駅。到着するなり、肌寒さを感じ、一気に新潟にきた感満載! 3連休は夏のような暑さだったので東京ではキャミソール1枚で動いていたのでバカンス気分でいましたが、服装選びを間違えた気がしていて、ちょっと心配になってきちゃいました。明日から天気は回復するようですが、最終日は気温がグッと下がる予定なので、遊びにくる方は気をつけて!
それにしても寛仁親王牌といえば、前橋を担当している私からしたら一番ゆかりが深く、思い入れも深いだけに、今回びっくりしたのが何気に今タイムリーな北井佑季選手や窓場千加頼選手が当大会に初出場だということ! そして今回はなんと初めて北井選手に直接取材ができちゃったんです! 奇跡!
「親王牌のイメージは自転車競技に強い選手が多く出場する。他のビッグレースとは特徴が違う感じ。今回、初めて全プロに出場して親王牌の権利を得た。今まで出なかった理由としては権利がとれても戦えないと意味がないから。なので、今回から参加する決断をした。普段は自分で練習メニューを組んで、朝から21時頃まで休憩や食事をいれながら練習している。休みの日は作っていない」って、さすが北井選手!
まず私ならとにかくGIに出られる権利を得られるなら、とりあえず地区プロ出てみよう!ってなりそうですが、やっぱ一流選手になると自分に厳しいし、納得する自分になってからじゃないと参加しないってさすがです! そして『休みも練習のうち』って聞きますが、北井選手にその言葉は不要だそうで、チョットナニヲイッテルカワカラナイみたいな顔で首をかしげていました(笑)。
それにしても何が悔しいって中継ゲストやトークショーと違って、状況を見極めて、今なら取材しても大丈夫そうだなってタイミングを見計らって(私からしたら、これですら困難なんですが)更に邪魔にならないように貴重な短い限られた時間でどこまで引き出せるか、これがなかなかできない!!!! きーーーーーーー!!!!
せっかくのチャンスだったのに終わってから、あれもこれも聞けばよかったっていう反省ばかり。それでもまずは直接取材できただけでもステップアップしたと思い、今度からの課題にしよう!
北井選手は初日11Rの特別選抜予選スタート組で2着までに入ると準決勝フリーパスのローズカップに進出できるのはでかい! そうでなくても4着に入れば二次予選A(4着までが勝ち上がり)、5〜9着でも二次予選B(2着までが勝ち上がり)と全員が希望をつなげていけるが、この初日の着で2日目のステージが大きく変わってくるので、大事な一戦になりそう。メンバーをぱっと見た感じ単騎の可能性もあるのかな? と思ったが、守澤選手がマークすることになったので戦法の幅は単騎よりは広がってきそう。
そして開催中にお話を聞ける機会があればいいですが、今、絶賛、賞金争いのボーダーラインにいるランキング11位の窓場千加頼選手。
元々ポテンシャルは高い選手で、デビューして1年後にはヤンググランプリにも100期の中で唯一出場! そしてGIにもコンスタントに出場し、本格的に頭角を現し出したのは、なんと今年から!
GW中にいわき平競輪場で開催された日本選手権競輪で初めて潜入レポートをした時に「メンタルが本当に大事なことを実感している。同期の古性選手を含め、周りの先輩たちのおかげ。今度はこのいい状態をいつまでキープできるかが今のテーマ。トップ選手はこれを長年維持しているので、まだまだこれから!」というようなコメントをしていて、凄く気持ちの強さや気配を感じ、当時、記事にして注目していた選手だっただけに、100期で同期の古性選手と一緒にオールスターの決勝でワンツーを決め、私の目に狂いはなかったとちょっと鼻高々な気分に。
「今回はよりパワーにつながるセッティングにしてきたのでそれがレースで出れば。前回の熊本は腰痛で欠場して整えてきた」とのコメント。初日は7R予選に出場。2着までが二次予選Aで4着までがBだが、近畿勢は3車揃ったので「パワフルなレースをしたい」と話していた。近況、コンスタントに安定してビッグレースでは準決勝戦までは勝ち上がっていることが多いので、賞金争いでいい話題を作ってくれるのが楽しみ!
さて、他にも今回は直接取材できた選手がいたので、また明日以降に小出しにしていこうと思いますのでお楽しみに!!!!