2021/08/15(日) 07:00 1 7
8月14日。土曜日。時刻は21時15分。決勝メンバーのコメントはほぼ全て出揃い、あとは中川誠一郎を残すのみとなったが、我々記者団の前に姿を現した中川はなかなか結論を出せずに悩みまくっていた。
「まさか深谷が単騎になるとは…。深谷には守澤が行くと思ったんだけどな。どうしよう…」
『おいしい番手』が空いていることで中川の気持ちはかなり揺らいだが、最終的には、「深谷の後ろはすごく魅力的なんですけど…」と前置きしてから、「僕も単騎でやります」と自力でやることを決意。
「決勝の機動型は今の競輪界のベストメンバー。後ろに付いてレースをするより、3人(脇本雄太、新田祐大、深谷知広)と戦ってみたい気持ちの方が強かった。仮に深谷にマークしても、平原(康多)に速攻でドカされそうだし(笑)」。
言い方は悪いが、中川は『ポカ』の多い一発屋。自分でやることにより負ける可能性も高くなったのでは? という意見もあったが、「もちろん、もちろん。それは僕も分かっています。ただ、それでも、やっぱり、このメンバーなら自力で勝負してみたかった。人任せにして悔いを残したくないので…」。脇本、新田の二強が相手で優勝する確率は10%あるかないかだと思うが、42歳・中川誠一郎の『男の決断』を最後まで応援したい。(アオケイ・長谷川記者)
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