2024/10/03(木) 10:00 0 2
熊本競輪場で3日に初日を迎えた「火の国杯争奪戦(GIII)」。競輪歴60数年の老舗競輪紙社長「コンドル武田一康」が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
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記念と言えば地元の選手が活躍するのが通例なら、注目したいのは3年前の熊本記念(久留米)で記念初優勝を決めた嘉永泰斗を筆頭に中川誠一郎・中本匠栄・中村圭志・松岡貴久・瓜生崇智・松本秀之介が1班。2班にはこれまで熊本輪界を支えて来た合志正臣に体重100kgオーバー島田竜二。復活、上田尭弥。年末のヤンググランプリ出場を決めたホープ東矢圭吾の11人衆。全員が5割増。
他地区では静岡GPレースは7番目と微妙な位置に居る輪史最強のレーサー脇本雄太に注目。連係する予定だった窓場千加頼が欠場したのはマイナスでなく強烈な追い風。なぜなら弥彦競輪「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」を直後に控えて本来の自力で闘える有利。それに熊本には個人的にも縁があり、大挙してやって来るファンの大声援を味方にして、異次元パワーで熊本記念初優勝! この男なのでやってくれるでしょう。
地元静岡GPには絶対出たい深谷知広はここより次の「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」「競輪祭(GI)」に照準を絞ってるが、500万円を越す賞金も魅力で、すでに出場決めてる郡司浩平の申し入れを快く受け入れるのでは…が私の予想。
ファンの大声援を力に優勝しか狙ってない嘉永泰斗はこのバンクで逃げてはゴールまで持たないので、捲りで2度目の戴冠。中川誠一郎・瓜生崇智もぜひ準決突破してほしい。単騎を苦にしない山口拳矢の捲りはカントがあって直線が長い熊本新バンクには有効。そしてオールドファンを魅了するのは22年前の熊本ダービーの覇者、成田和也。ニヒルな男前の勝負師は凄い努力をしてるのか、芸術的な捌きに落車・失格を怖れない痛烈さの持ち主。
※10/3に限りコンドル武田一康氏の予想が無料でご覧いただけます。どうぞお楽しみに。