寺崎浩平-松岡健介の3番手回りから差し脚を伸ばして2着を確保した。「健介さんに詰め寄れないと勝ち上がれないと思い、慎重に踏んでコースを取れた」と実績上位の意地を示し、ラインの番人役を務め上げた。

　今年42歳を迎えた村上は話を聞くたびに「若い時と違う。体調管理が難しい。特にこのスピード競輪になってから」とボヤくことが多い。ここでも「厳しいですよ。若い選手や上位との差を感じているし。付いていくための練習はしているつもりなんだけど…」と年々レベルアップするグレード戦線への対応に四苦八苦しているようだ。

「7月はFIが2本。7車立てに慣れないから難しかったですね。だからチャンスも少なかったけど、9車になれば周りの見え方も違ってくるし、追い込みのボクらも持ち味を出せる。今回は仕上がってはいないけど、強いメンバーの中で走って準決まで行けたし気持ちは乗っています」と話し、準決10Rの攻略に気合がみなぎっていた。(netkeirin特派員)

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