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【岐阜競輪G3】松浦悠士が今年2回目のG3優勝

2024/09/24(火) 19:00 0 4

2024年9月24日 岐阜競輪
大阪・関西万博協賛
開設75周年記念「長良川鵜飼カップ」G3(最終日)

猛暑の余波を感じさせる日差しを爽やかな風が包む岐阜競輪場で、9月21日から開催されてきた開設75周年記念「長良川鵜飼カップ」G3が最終日を迎えた。
開催は、中心であるS級S班の深谷知広松浦悠士が実力を発揮してシリーズをリード。深谷は、前走の共同通信社杯よりも状態が良くないと言いつつも、修正を加えて徐々に調子をあげ、準決勝では先行逃げ切りで強さを示した。一方の松浦は、初日以外は番手戦となったが、苦しい展開をも切り抜ける好走で、ケガからの復帰戦となった共同通信社杯よりも状態を上げて存在感を示した。また、地元地区の記念競輪で力を発揮したのは村田祐樹で、先行主体の力強い競走で自身初のG3決勝進出を決めた。
細切れ戦となった決勝は、最終HSで村田祐樹青野将大を叩いていくが、最終BSで捲って出た松浦悠士が抜け出した村田をゴール前で捕えて優勝。今年3月の玉野以来通算21回目、今年2回目のG3を手にした。
※3日目のレポートはこちら

岐阜競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/深谷知広(SS・静岡96期)
3/三谷将太(S1・奈良92期)
4/青野将太(S1・神奈川117期)
5/阿竹智史(S1・徳島90期)
6/村田祐樹(S2・富山121期)
7/坂井洋(S1・栃木115期)
8/笠松信幸(S1・愛知84期)
9/小原太樹(S1・神奈川95期)

【レース展開】

赤板。4・青野が2・深谷を突っ張っていく

打鐘過ぎ2センター。神奈川ラインが先頭も、6・村田が仕掛ける

最終HS。6・村田が神奈川ラインを叩いて主導権取り
最終BS。1・松浦が捲りを仕掛ける
決勝ゴール。1・松浦が、逃げ粘る6・村田を捕えて優勝
誘導以下、4青野-9小原、6村田-8笠松、1松浦-5阿竹、2深谷-3三谷、7坂井で周回。まず深谷が上昇していくと、赤板過ぎに青野は突っ張り、松浦は内から3番手に上昇する。青野は先行態勢に入り、3番手に松浦、5番手に村田、7番手に坂井、深谷は8番手に下げて打鐘を通過。打鐘過ぎに5番手の村田がスパートすると、笠松との連携は崩れるも、最終HSで青野を叩いて、主導権を握っていく。また深谷は坂井をかわして7番手に上がる。村田の単独先行で、2番手には青野が入るも、大きく車間が開く。最終2コーナーから深谷、最終BS前から松浦がそれぞれ捲り発進。最後の直線は逃げる村田をS班両者が追う展開となり、ゴール前で松浦が捕えて優勝。2着に深谷、3着に村田が逃げ粘った。

【岐阜競輪G3(最終日)12R=決勝結果】
2車単1-2 1,410円(5番人気)
3連単1-2-6 27,270円(81番人気)
決まり手:捲り-捲り

優勝/松浦悠士(SS・広島98期)
今回成績/特8・二1・準2・決1
次走出場予定/寛仁親王牌G1(弥彦/10月17日〜20日)

(優勝は)結果が出て嬉しい反面、力がもう少し欲しい気持ちがあります。今日、ウォーミングアップの段階で、感じは上がってきていて、走る前に(町田)太我に、今日はいけそうな気がすると言っていました。
初手は(青野将大ラインの)3番手が良かったのですが、(赤板で)深谷(知広)さんの切り方と、青野(将大)君の誘導員との車間の空け方で、青野君が突っ張ると思いました。どうしようか迷いましたが、内がガラ空きだったので、内から3番手を取った感じで、レース内容としてはダメだなと思います。
(最終HSは村田祐樹を)追いかけるのが理想なのですが、村田(祐樹)君がすごく強くて反応できなかったです。最終BSでは、もういかないと届かない、仕掛けないと深谷さんがくるし、先に仕掛けたいレースだったので、遅いタイミングになりましたが、深谷さんよりは先に仕掛けられ良かったかなと思います。
最終3コーナーから2センターでは、届かないかなと。けっこう風が強かったので、最後は向かい風で(村田祐樹の)スピードが垂れてくれたらと思いながら追走していました。状態としてはまだまだですが、レース内容次第では、深谷さんに勝てることが分かったので、状態を上げ、もっと戦えるようにしていきたいです。





【今年の優勝開催レポート】
2024年3月玉野競輪G3

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岐阜競輪G3(最終日)注目選手・ピックアップ/
【最終日・9R=S級特選】
「通算400勝達成」
1着/山賀雅仁(S1・千葉87期)

最後、踏んだ時は、届けば良いなと。こんなに早く(400勝が)決まると思っていなかったです。A級に一度落ちて上がったりしているし、A級の時代も長い。デビューした時から考えれば、ここ(S級で記念)で走っているとも思っていなかったし、400勝できるとも思っていなかったし、S級はテレビで見る人たちだと思っていました。師匠や仲間などいろいろな方たちの誰が欠けても達成できなかったと思います。しかし、500勝に向けての通過点、以前200勝で意識してしまい足踏みしたので、緩めずに行きます。また、準決勝や決勝で決められたら良かったのですが。後ろが(渡邉)晴智さんで、自力で決められた400勝は、思い出深くなるなと思います。

(P-Navi編集部)

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