【玉野競輪G3】松浦悠士が通算20回目のG3優勝

2024/03/03(日) 19:12

【玉野競輪G3】松浦悠士が通算20回目のG3優勝

2024年3月3日 玉野競輪

令和6年能登半島地震復興支援競輪
開設73周年記念「瀬戸の王子杯争奪戦」(最終日)

2月29日より4日間の日程で開催された、玉野競輪開設73周年記念・瀬戸の王子杯争奪戦G3は本日・最終日を迎えた。
シリーズは、グランプリ覇者として地元中国地区で凱旋レースとなる松浦悠士や清水裕友などS班4名が参戦。だが、年はじめから調子が上がりきらない選手も多く、混戦が予想された。
しかし、ふたを開けると、責任をまっとうする走りでファンの声援を受ける松浦や、復調途上も、粘りある自力を発揮する眞杉匠、快心の捲りが戻ってきた山口拳矢らが勝ち進んだ。また、二次予選で通算500勝を達成した平原康多もしっかりと決勝に進み、さらに地元岡山からは取鳥雄吾、岩津裕介らが勝ち進んだ。

注目の決勝は、打鐘で先行態勢に入った取鳥の番手から最終BSで捲って出た松浦が、ライン3番手から追い込む岩津との接戦を制して優勝。G3優勝は昨年8月の小松島以来、通算20回目。玉野記念は2021年以来2回目の優勝を果たした。

※3日目準決勝レポートはこちら

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【最終日12R=S級決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/平原康多(S1・埼玉87期)
3/山口拳矢(SS・岐阜117期)
4/岩津裕介(S1・岡山87期)
5/村上博幸(S1・京都86期)
6/佐藤龍二(S2・神奈川94期)
7/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
8/中本匠栄(S1・熊本97期)
9/眞杉匠(SS・栃木113期)

【レース展開】
玉野競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念瀬戸の王子杯争奪戦G3S級決勝赤板

玉野競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念瀬戸の王子杯争奪戦G3S級決勝赤板過ぎ1センター付近

玉野競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念瀬戸の王子杯争奪戦G3S級決勝最終HS

玉野競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念瀬戸の王子杯争奪戦G3S級決勝最終2コーナー

玉野競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念瀬戸の王子杯争奪戦G3S級決勝ゴール

誘導以下、9眞杉-2平原-6佐藤、7取鳥-1松浦-4岩津、3山口-5村上-8中本で周回。まず山口が上昇して赤板過ぎに眞杉を抑えて先頭に立つと、すぐさま取鳥が仕掛けて、赤板2コーナーで山口をかわすと、そのまま先行態勢に入っていく。眞杉も赤板2コーナーで仕掛けて4番手まで追い上げるが、平原は連携崩れ、5番手には山口が続く。逃げる中国ラインに対して、最終HSで眞杉がスパートするが、取鳥も主導権は譲らず。先手争いとなったところを、最終2コーナー過ぎに松浦が自力に転じて捲りを打つ。先頭に立った松浦は、差し迫る岩津裕介とのゴール前勝負を制して優勝ゴール。2着に岩津で中国ワンツー。3着は山口が入線した。

【最終日12R=玉野競輪G3決勝】
2車単1‐4 700円(1番人気)
3連単1-4-3 3,110円(2番人気)
決まり手:捲り-マーク

玉野競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念瀬戸の王子杯争奪戦G3優勝松浦悠士
優勝/松浦悠士(SS・広島98期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回戦績:特2・二2・準2・決1
次走出場予定:ウィナーズカップG2(取手/3月21日~24日)

(取鳥)雄吾の頑張りと、地元なのですが、ラインの真ん中を回してくれた岩津(裕介)さん、2人のおかげが一番だと思います。一番理想の展開になったと思うのですが、(打鐘で)眞杉(匠)君が中団に収まったので、マズいなと。(最終HSで)雄吾が(眞杉を)出させない先行をしてくれたので、僕と岩津さんにチャンスが回ってきたと思います。
(最終HS過ぎは)眞杉君が雄吾に当たっている感じだったので、間合いを取り、バックが向かい風だったので、後方から来られる前に仕掛けないといけないと思い、いきました。出脚は高松記念より良かったと思うのですが、その時よりも、スピードが垂れた感じがありました。今日に関しては、3番手で岩津さんがしっかり追走してくれていたので、ラインで決められたのかなと思います。
今シリーズは、日に日に状態が上がっていく感じがありましたし、今日は乗り方などを変えながら、上手く体を使えたと思います。しかし、自力脚は納得できていないので、これからしっかり体を作りながら、脚力向上に努めていきたいと思っています。
また、ウィナーズカップやダービー(日本選手権競輪)に向けて、キツい練習になると思いますが、このあと2週間は追い込んでいきたいなと思います。しっかりG1タイトルを獲らないといけない思いがあるので、その争いに参加できるよう、しっかり勝ち上がって、決勝で勝負できるようにしたいです。
今日は、ラインに助けられて優勝ができましたが、自分が(ラインの)先頭で優勝できることが一番望ましいことだと思うので、その結果が出せるようにしていきたいと思うので、この優勝に満足せずしっかり頑張っていきたいです。

玉野競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念瀬戸の王子杯争奪戦G3優勝松浦悠士

玉野競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念瀬戸の王子杯争奪戦G3優勝松浦悠士

玉野競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念瀬戸の王子杯争奪戦G3優勝松浦悠士

\玉野G3(最終日)注目選手ピックアップ/

【最終日7R=S級特選】
石原颯
「後続を千切るカマシで締めくくる」
1着/石原颯(S1・香川117期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)

風が強かったので、脚を溜めてでした。思ったよりは、スピードが出た感じがあります。前に出切るまでは、がむしゃらでした。今開催は、初日以外、内容が良かったのではないかと思います。

【最終日8R=S級特選】
長島大介
「シリーズ3勝で弾み」
1着/長島大介(S1・栃木96期)

(最終HSで)(橋本)瑠偉のことを入れたかったのですが、晝田(宗一郎)が見えたので、張りながら(橋本の戻りを)待とうと思いましたが、詰まってきていたので、切り替える形になりました。向かい風の中を仕掛けたのが、後ろにいた山田(久徳)さんに抜かれないように、しっかり踏みました。全日本選抜の前に体調を崩し、全日本では成績が残せなかった。その後の四日市F1と今開催、短い期間での調整で、やることはやってきたが、状態に不安がありました。その中、思ったよりも成績が出せて、次の弾みになると思うので、頑張ります。(P-Navi編集部)

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