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【防府競輪】1、2班戦でも大暴れ! 成長止まらない林敬宏

2021/08/11(水) 21:00 0 0

防府競輪場で11日に2日目を迎えた「KEIRINライジングスターズ(FI)」。A級決勝に進出した117期の林敬宏に話を聞いた。

「ゆくゆくはS級で活躍したい」と語る林敬宏

 プロ野球選手の夢を諦めて競輪選手に転身した林敬宏。逸材揃いの117期で出世争いでは後れを取っているが、将来が非常に楽しみな自力選手だ。

 関西学院大学卒業後は地元の愛知で会社勤めをしながら、クラブチームで野球を続け、四国アイランドリーグの愛媛マンダリンパイレーツに籍を移した。

「中学からずっと外野手でした。足とバッティングを生かして打順は1番か3番が多かったですね」

  その頃から徐々にプロ球団から熱視線が注がれることになる。

「1年目に何球団かスカウトの方が来てくださって。2年目に成績を上げてプロに行きたかったんですが、成績を下げちゃって…。それでプロ野球選手になることを断念しました」

 そんなときに、ハンマー投げ時代に瞬発系のトレーニングで参考にしていた野口裕史が競輪選手に転身していたことを知った。そして、同じ四国アイランドリーグから競輪選手に転身した山本伸一が選手になるまでの動画を見た。

「競輪は持久系のイメージだったので、野口さんが通用しているのは意外で…。それと、山本さんが約1年で選手になったことも知って、1回だけ受けてみようと」

 一発合格で117期生として競輪選手に。自慢のダッシュ力を生かすよりも、押さえ先行を貫いて苦手な地脚強化に努めた。「デビューした最初の頃を思えば、だいぶ成長できているかな。カマシの方が好きだけど、9車のレース、上のランクに上がっても通用するように磨いてきた。ゆくゆくはS級で活躍したい。上がってから苦労しないように、“出られるところで前に出る”のスタイルは変えません」

 今期から1、2班戦に昇班。2場所目の武雄では早くもVを飾った。今節もきっちりと逃げて2、1着で決勝進出。初日レース後の宿舎では、同じく四国アイランドリーグ出身の小松崎大地がオールスターで奮闘する姿を観戦して大いに刺激を受けた。117期には、まだまだこんなに可能性を秘めた選手もいるぞ。(netkeirin特派員)

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