2024/08/28(水) 09:45 0 0
今節はルーキー125期が6人参戦。チャレンジが5個レースのため、必然的に新人対決が組まれることとなり、2Rで松本昂大と秋末蓮が激突した。前受けになった松本が赤板で秋末を突っ張ると、打鐘手前から秋末がもう一度スパート。並びながら最終HSを通過する壮絶な踏み合いとなったが、これまた松本が合わせきった。松本後位が離れたため、秋末が番手に収まったが、松本が力強く逃げ切り。秋末は後ろの西川弘資にかわされて3位でゴールした。
高校時代は選抜大会でスプリント優勝。養成所時代の記録会でゴールデンキャップを獲得した松本は本デビュー初戦だった7月小倉の決勝で落車して左鎖骨を骨折。復帰初戦で初勝利を挙げた。
「不安もあったし、少し重くて駆けだしで遅れてしまったけど、余裕を持って突っ張れた。やっと勝てて嬉しい。しかも復帰戦で。やっぱり同期対決は燃えますね。負けたくなかった。それにしても武雄は直線が長いですね」
一方の秋末は「初日から同期との戦いは初めて。気合いが入っていたんですけどね…。脚力で劣る分、なにかしたろうと思ってたんですが。しかも向こうはケガ明け。絶対に勝ちたかったのに。番手に入ってからは付いて行くので精いっぱい。直線は外にも持ち出せなかったです」と悔しそう。
それでも「新車の3場所目で、前回が終わってからポジションを変えてみてぶっつけで走ったけど、前回よりは良かったと思う。前回がひどかった(高知6、5、4着)のでまずは準決勝に乗れて安心した」と前を向いた。
準決勝は松本昂大が3Rで西岡利起と、秋末蓮が4Rで三木健正と、再び同期対決が組まれた。秋末は「真っ向勝負ではどうにもならない。なんとか虚を突くレースがしたいです」と気持ちを高めた。6人全員が準決勝に進出。何人が決勝で覇を競うことになるのか、まずは準決勝が今から楽しみだ。(netkeirin特派員)