2024/08/26(月) 22:15 0 4
今回が約6か月振りの参戦となる小原だが、7月末の大宮開催の決勝で落車。その前の西武園開催は連日前回りで完全優勝。決勝に至っては逃げ切っての優勝だ。大宮開催も3着・3着と未勝利での勝ち上がりではあったが、ここも連日前回り。動きの良さは引き続きだった。その前の小田原開催でも1着・2着・2着と流れも良かったのだ。
地元の平塚GIを目前にしての落車だったのだが、「大宮までは凄く良かった。でも、落車をして全部崩れました(苦笑)。(ケガは左臀部打撲で)骨は折れなかったし、自転車も無事だったんですけどね。その後のオールスターは誤魔化しながら走ったけど…。まだ打撲の痛みもあるし、正直言うと良くない。何かキッカケを掴めれば良いのですが…」。
「9月の共同は出ないので、10月の親王牌に向けて照準を合わせたい」と話す。なかなか良くならない状態にやきもきしている感じだが、弱音ばかりは言っていられない。1か月ちょっとでやってくる弥彦GIに向けても上昇の兆しを掴みたいところ。
そして、タイムトライアル後には「前々回にここで落車。そのときにフレームが壊れてしまったので、違うのを使っているんです。体も良くないけど、セッティングが出ていない。丁度いい部品がないっていうのもあって、調整の幅がないんですよ。このまま何とか凌ぐしかないですね(苦笑)。自力をもちろん流れに応じて走りたい」。
終始苦笑いを浮かべていたが、単騎戦で戦うPIST6では以前から立ち回りの巧さはもちろん、タテの攻撃もさすがの走りを小原は何度も見せてきた。PIST6では追い込み選手というのを忘れてしまうくらいに積極的な走りを見せている。今節はGI組が多く参戦しているのに加え、若手の機動型も多く集まった。予選から激戦となりそうな今シリーズだが、上昇のキッカケを掴むためにも自ら動いて活路を見出す。(アオケイ・宮本記者)