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【前橋競輪】松戸記念を振り返った新村穣「もっとやりたかった…」

2024/08/15(木) 17:45 0 3

前橋競輪「日刊スポーツ杯・鈴木保巳メモリアル(FI)」は16日、初日を迎える。6RのS級予選を走る新村穣に話を聞いた。

「自分らしい走りをして、その結果が付いてきてくれれば」と話す新村穣

 前走の松戸記念では記念初優出を決めた新村。養成所時代にお世話になった滝澤正光所長の冠ともあって、気合は十分だった。決勝では南関4車の先頭を担ったが、取鳥雄吾率いる中国ラインに前受けをされてしまい、悔しい結果となった。

「記念初優出ができたのは嬉しいけど、決勝では後ろに付いてもらって、ラインができたし、もっとやりたかったなと…。ただ、清水(裕友)さんもSが早かったし、仕方がない。平原(康多)さんがカマしたけど、自分は内に詰まる形になってしまった。決勝も含めてバックを1本も取れていないので…」と悔しさを口にした。

 松戸記念は悔しい結果になったが、2月の宇都宮でS級初優出を決めるとそこからポツポツと決勝に上がれるようになった。点数も上がってきて、来期のS級1班も見えてきた。

「次の小田原記念で決勝3着までに入れば競輪祭の出場権も見えてくるけど、ボーダーも上がっている。先輩方もたくさんいますからね。さすがに厳しいかなと…。自分らしい走りをして、その結果が付いてきてくれれば」と新村らしく謙虚な言葉が飛び出ていたが、デビュー当時からコツコツと積み上げて力を付けていった選手なのは間違いない。

 まだまだ伸び代を秘めている存在だし、先を見据えた走りで存在感を発揮したい。初日は佐伯亮輔小原唯志と積極型が揃うレースとなったが、納得のいくレースでまずは予選突破と目指す。(アオケイ・宮本記者)

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