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【東京五輪】8月2日スタート! 自転車トラック競技はココに注目!

2021/08/02(月) 06:00 0 2

8月2日から東京五輪・トラック競技がスタートする。日本人選手が出場するのは、「スプリント」「ケイリン」「オムニアム」「マディソン」の4種目。メダル獲得の期待がかかる自転車トラック競技を一緒に応援しよう!

スプリント

五輪会場となる伊豆ベロドローム(写真:ロイター/アフロ)

 タイムトライアル形式の予選を経て、本戦では250mトラック3周のトーナメント戦が行われるスプリント。本戦は1対1の対決となり、緻密な駆け引きと時速70kmものスピード感に注目だ。

 男子の注目選手はハリー・ラブレイセン(オランダ)。2019-20年世界選手権金メダルの実績を持つスプリント界の“絶対王者”だ。さらに、短期登録選手として日本の競輪に参戦し15連勝を達成したマシュー・グレーツァー(オーストラリア)もメダルが有力視されている。

 そんな世界の強敵に相対する日本勢は新田祐大脇本雄太の2選手。新田は2020年日本選手権で日本新記録を樹立している。男子個人スプリントのメダル獲得は、1984年ロサンゼルス大会での坂本勉の銅メダルが唯一。37年ぶりのメダル獲得に期待だ。

 女子は5月に行われたネイションズカップスプリントで銀メダルを獲得した小林優香が出場する。その小林がライバルとして名を挙げるのがエマ・ヒンツェ(ドイツ)。2020年世界選手権でチームスプリント、スプリント、ケイリンの3冠を達成した若き“短距離女王”と小林の20代対決から目が離せない。

 開催日程は男子は8月4日(水)から予選、6日(金)に決勝。女子は6日(金)から予選、8日(日)に決勝。

ケイリン

スプリント・ケイリンに出場する(左から)脇本雄太小林優香新田祐大(photo:©JCF)

 日本発祥の五輪種目・ケイリン。日本の競輪との違いは、ラインがなく個人戦であること。最高時速80キロにも達するエキサイティングなレース展開が魅力だ。
 スプリントと同じく、男子は新田祐大脇本雄太、女子は小林優香が出場する。

 男子は世界選手権3大会連続で日本選手が銀メダルを獲得(2018年:河端朋之、2019年:新田祐大、2020年:脇本雄太)しており、実績は充分。出場する新田・脇本ともに銀メダルを手にしたことがあるからには、初の金メダルも現実的だ。

 女子トラック競技といえば、東京五輪組織委員会の橋本聖子会長は1988年ソウル大会、1992年バルセロナ大会、1996年アトランタ大会と3大会連続で出場した経歴を持つ。
 小林は2021年のネイションズカップケイリンで金メダルを獲得と好調。日本女子の五輪トラック競技でのメダル獲得はまだないが、初のメダリストとなれば大きな注目を浴びるだろう。

 開催日程は女子が8月4日(水)・5日(木)、男子が7日(土)・8日(日)。

オムニアム

オムニアム・マディソンに出場する梶原悠未(photo:©JCF)

 2012年ロンドン大会から正式種目となったオムニアム。スクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースの4種目で構成され、男子が70km・女子が50kmと長距離を走る。トラック競技の中では長期戦だが、最終種目で順位が大きく変動することもあるため、最後まで目が離せない。

 日本からはアジア選手権3連覇中の橋本英也、2020年世界選手権王者梶原悠未が出場する。着実に力をつけてきた2選手が、日本勢初のメダルを目指す。

 橋本はサム・ウェルスフォード(オーストラリア)とヤウヘニ・カラリオク(ベラルーシ)をライバルとして挙げている。得意のスクラッチで序盤からリードを図る。
 梶原は小柄な体格を生かしたレース展開が強み。大柄な海外選手の後ろについて、空気抵抗を減らしながらチャンスをうかがう。

 開催日程は男子が8月5日(木)、女子が8日(日)。

マディソン

マディソン・中村妃智とオムニアム・橋本英也(photo:©JCF)

 マディソンは3大会ぶりに五輪種目に復活。2人1組で自由に交代しながら長距離(男子50km、女子30km)を走るレースだ。見どころは交代時に走り終わった選手がパートナーの手を握って投げるように送り出す「ハンドスプリング」。スピードだけでなく交代技術も重要なポイントになる。

 日本からは女子のみの出場。中村妃智・梶原悠未ペアがマディソン初のメダルを狙う。2019-20年の全日本選手権マディソンで連覇を飾った2人は勢い充分。技術と戦術を磨き、世界のトップ選手に挑む。

 開催日程は、8月6日(金)に女子決勝、7日(土)男子決勝。

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