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【道後温泉杯争覇戦】今回が9車デビューの塩崎隼秀がS級2勝目を挙げた

2024/08/09(金) 19:00 0 0

松山競輪「施設整備等協賛・道後温泉杯争覇戦(GIII)」は9日、2日目を開催した。2日目の5R S級選抜で1着の塩崎隼秀に話を聞いた。

「自力を出して初の9車で1着を取れたのは嬉しい」と話した塩崎隼秀

 今開催が実戦で初の9車となった塩崎。初日は『1レース1番車の期待枠』だったが、内に被って出し切れずに終わってしまった。気持ちを切り替えての2日目は堀僚介にカマされて突っ張り切れず、追い上げて来た萩原孝之に絡まれたものの、最終バックで堀と番手の山口智弘の間から切り抜けて9車では初勝利。S級で2勝目を挙げた。

「突っ張りの予定だったけど堀さんの勢いが凄くて出られてしまった。外を行けそうな雰囲気もなかったので、内が空くだろうとイチかバチかにかけた。初日より脚の感触は良いし、自力を出して初の9車で1着を取れたのは嬉しい。明日はラインで決められるように頑張りたい」とレース後には話していた。

 前期の末に話を聞いてみたが「来期からS級なんて想像できない…」とまだ心の準備ができていないようなコメントも飛び出ていた。今節で2戦目となるが、S級でレースを実際に走った感想を聞いてみると「赤板を過ぎてから残り1周までのペースがA級のときに比べて全然違う。今回は初めて9車を走ったけど、難しいですね…。走りながら覚えていきたい」と話した。

 デビュー予定だった小松島記念は胃腸炎のため欠場となったのだが「本当は走りたかった。小松島記念を走れていたらもっと違ったのかも。胃腸炎だったけど、治れば出られるかもと思って練習はしていたんです。でも、前日に熱が上がってしまったんです…(苦笑)」と少々ほろ苦いS級デビューとなったが、先輩達は「まずは力を出し切れ」と背中を押している。

 強力なダッシュを持ち味に、S級でも存在感を出していく。(アオケイ・宮本記者)

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