2024/08/06(火) 17:15 0 2
2場所前の7月高知で初優勝を挙げた。2022年7月に本デビューし3年目につかんだ栄冠だった。
「ホームで一番後ろになったけど500バンクだったし焦りは無かったです。前も仕掛けないし理想の展開といえば展開でした」と前の6人が慎重になり、併走状態で隊列の短くなったところを一気にまくって追随を振り切った。
ひと安心はひと安心だったが、次の豊橋では決勝にこそ乗ったものの大きな見せ場は無く平凡な3日間に終わった。
「次の場所はすごく嫌だったんです。そうしたら案の定、飛んでしまったし…。自力を出す勇気が足りないからレースで行くべきところで動けない」とプレッシャーに押しつぶされ、勝負どころで力を出し切ることができなかった。
もちろん、高知決勝で見せたようにいざとなればタテ脚でも十分に戦える。だが、自力を出しても強い相手には通用しない、との不安が頭をよぎり仕掛けをちゅうちょしてしまっているようで、本人も「高知みたいなレースをもっとしていきたいんですよ」と強く自覚している。
ただ、今シリーズは女子オールスター競輪の留守部隊による開催とあって、超ド級のパワータイプがおらず自力を出すには格好の場といえる。ここは熊谷芽緯が強敵だが、気持ちの入ったタテ攻撃で力勝負を演じる。(netkeirin特派員)