閉じる

【久留米競輪・ナイター】薬剤師になっていたかもしれない山田駿斗

2024/08/02(金) 10:00 0 1

久留米競輪のナイター「西日本CHPCJC日刊コム杯(FI)」が1日、初日を迎えた。2RのA級予選に出走した山田駿斗に話を聞いた。

「もう少しいい意味で気楽に走りたい」と話す山田駿斗

 久留米初登場で今期から2班に昇班した山田駿斗が6番手捲りで快勝。

 しかし「チャレンジの感じで走ってしまい、前と車間が空きすぎてしまった。カマシを狙っていたのに…」とレース内容には猛反省した。それでも非凡なスピードを披露して好発進。千葉支部の20歳が準決勝以降も力強い走りを見せてくれそうだ。

 高校時代は陸上部に所属。適性で養成所に合格した。

「本当は薬剤師になろうかなぁって。薬局って早く閉まるイメージだし、なるまでは大変だろうけど、なっちゃえば楽なのかな〜って気楽に考えてました。だから勉強しようと思っていたらコロナになっちゃって…。学校に行けなくて、リモートみたいな形で、自分でやらなきゃいけなくて。それでちょっと断念する感じになりました。父が高校で陸上を教えていて。海老根恵太さんとか、亀井久幸さんとかが教え子らしくて。自分は父がいる学校には行かなかったんですけどね。それで海老根さんがグランプリを勝ったとか、父から教えてもらって知識はあった。それで自転車をやってみようかなって思って。父を通じて亀井さんを紹介してもらって、適性を受けてみたら一発で合格したんです。でも、ワットバイクを6秒全力で踏むんですけど、その数値が1750ワットで、おそらく最低ラインぎりぎりで受かったみたいです」

 東京在住のため松戸がホームバンクになり、陸上のエリートから転身した染谷幸喜が師匠になった。

「師匠の師匠が山中秀将さんで、山中さんの強さはハンパないです。早くあれぐらい強くなれたらいいんですけどね」と笑う。

「競輪選手は遠征でいろいろなところに行けるから楽しいです。久留米を走れたし、九州はあと熊本だけ。前回斡旋が入っていたんですけど、家事都合で欠場になったのが残念。今までで一番? 別府ですかね。温泉があるし、優勝も出来たので(笑い)。九州はご飯がおいしいですよね。何度でも来たいです。今の課題は緊張してしまうところ。もう少しいい意味で気楽に走りたい。うまく立ち回れたらいいですけど、作戦通りに運べるかどうかが心配で、いろいろと考えてしまって今でも緊張してしまう。それで自分の力を出せなかったりするんですよね」

 準決勝5Rは単騎戦になった。

「それなら気楽に走れそう。単騎は経験がある。いつも通りの力が出せそうです!」

 性格的にも単騎はいかにも合っていそうな雰囲気。各上相手でも気楽に一発が飛び出すかもしれない。(netkeirin特派員)

閉じる

新着競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票