2024/07/17(水) 13:15 0 1
今年はGIパールカップで準優勝。前節の小松島では、今年のGIウイナー児玉碧衣と石井貴子を撃破してVを飾った奥井迪。本来ならば今節ではなくガールズケイリンフェスティバルを走っている姿を見たかったが、その悔しさは今節の完全Vで晴らしてもらおう。
「(小松島の)優勝はたまたま。それよりも、準決勝は自分のレースをしてスピードの差を見せつけられた(児玉に捲られて3着)。課題とか、あらためて目指すところが見つかって収穫ある開催でしたね」
優勝した喜びよりも悔しさを口にするところが、いつも謙虚な奥井らしかった。「自分はパワー型じゃないと思っている。ここ数か月は、新しいトレーナーさんと上半身の強化を目指してやっています。後半を11秒台での先行が理想なんです」。 GI準優勝にも慢心は一切なく、とにかく上しか見ていない。
今回は「小松島後に親知らずを抜いて練習の感触が良くなかった」と慎重だったが、初日はHSガマシから2着の西脇美唯奈に5車身差をつける圧勝劇。不安は杞憂に終わったが、レース後は「自分の体が噛み合っていないところもある。しっかり整えたい」と反省点を掲げた。上がりタイムは12秒5。理想の走りには遠かったのだろう。本調子ではなくても残り2日も強い走りを見せてくれるはずだ。(netkeirin特派員)