2024/07/06(土) 10:00 0 2
小松島競輪場で開催している「開設74周年記念・阿波おどり杯争覇戦(GIII)」は5日に2日目が終了。ミープロの香澄明希が6日に行われる、準決勝3レースの注目選手を紹介します。
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netkeirinをご覧の皆さん、こんにちは。 ミープロの香澄明希です。
2024年下半期最初のグレードレース、小松島競輪開設74周年記念 阿波おどり杯争覇戦(GIII)。昨年バンクガールを務めさせていただいた個人的に思い入れの強い大会です☻
徳島は食べ物がおいしくて開催中は毎日ごはん屋さんに繰り出し、最終日も飛行機に乗る直前まで徳島名物を楽しみました。
中継でもわかるように藍色の綺麗なバンクの裏は海になっていて、風が強く選手の皆さまは大変かもしれませんがとても気持ちの良い競輪場。暑い日が続いていますがキッチンカーのすだちジュースやアイス、かき氷等夏を感じられて暑さをしのげるものもたくさんあるので、現地観戦の方はぜひ暑さに気をつけて夏を満喫しながら楽しんでください♡
私も来年はまた小松島競輪場に行こうと心に決めています☻
今節初日は6レースで万車券が飛び出し、内2レースが16万円超えの払い戻し。2日目のニ次予選でも2レースで万車券! かと思えば初日2日目ともに1番人気や2番人気での決着もあり、予想は一筋縄ではいかなそうです。また、二次予選の6レースから10レースまでの5レースすべてで初日に1着を獲った選手が1着で、連勝での勝ち上がりが5名も。ここにも注目してみようと思います。
【10R準決勝 15:19発走】
昨年阿波おどり杯争覇戦で強く感じたのが、地元のファンの皆さまに喜んでいただけるように競輪場の皆さまがとても考えていらっしゃったことです。コラムで度々地元選手の記念競輪への想いの強さに言及していますが、それは競輪場の皆さまも同じだと感じました。そしておそらく地元選手の前を任される選手、番手を走る選手も同じ想いでいらっしゃることでしょう。
地元のエースと称されながら昨年は決勝で8着に沈んでしまった犬伏湧也選手。二次予選に続きラインを組む島川将貴選手は、番手のレースはまだまだ未熟とお話されながらも初日2日目ともに番手戦で1着で勝ち進んでいます。
唯一3車の福島ラインは佐藤慎太郎選手、渡部幸訓選手がそれぞれここまで1着。佐藤選手は2走とも前の選手が出られなくてもしっかりコースを取り、2走とも万車券を演出しています。先頭は二次予選で渡部選手とワンツーを決めた新田祐大選手と鉄壁の布陣。
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【11R準決勝 15:55発走】
地元、堤洋選手の前を走る取鳥雄吾選手は1次予選、2次予選ともに1着を獲っていながら二次予選での勝利者インタビューでは「0点のレースをしてしまいすみませんでした。明日はミスのないように頑張ります」と、地元選手とラインを組みながら準決勝に連れ込めなかったことを険しい表情でお話しされていました。ここは昨日の悔しさを糧に絶対に堤選手を決勝へ、と強い想いでレースをされることでしょう。
ただ別線もかなり強力。S班の深谷知広選手は二次予選でラインと今の調子を考えてつっぱってみようかな、とかわるがわる襲ってくる選手を幾度もつっぱり、2周逃げ切りを決めています。
また、九州ラインの先頭を任された嘉永泰斗選手は、初日特選は単騎で挑み5着ながら二次予選ではラインで確定板独占。早めのまくりで番手につけていた九州の先輩選手をきっちり準決勝に押し上げました。
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【12R準決勝 16:35発走】
徳島を支えてきたベテランのお二人、高原仁志選手、小倉竜二選手の登場です。小倉選手は高松宮記念競輪(GI)での落車による怪我で 直前まで走るかどうか悩んだぐらい、と前検日にお話されていましたが、実は昨年の小松島記念も直前に落車してしまい出場を心配されていました。
それでも肋骨の骨折を押して出場され、二次予選で1着を決め現地のたくさんのお客さまが喜んでいたこと、そしてしっかり決勝まで勝ち進まれたことが強く記憶に残っています。今年もきっと地元のファンの想いを背負って決勝に勝ち進んでくれるはず。
ラインの先頭を任されたS班の清水裕友選手は引き続き好調で、心配はなさそうです。
ここまで1着で勝ち進んでいるのは山田英明選手。ラインの先頭は連日粘り強さを見せている林大悟選手に3番手が東京の岡本大嗣選手と混成ラインですが、ここまでの流れを味方につけ、3日連続1着通過となるでしょうか。
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