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【阿波おどり杯争覇戦】嘉永泰斗「2段駆けだがきつかった!」

2024/07/03(水) 17:30 0 17

小松島競輪場「開設74周年記念・阿波おどり杯争覇戦(GIII)」は4日、初日を迎える。12RのS級初日特選を走る嘉永泰斗に話を聞いた。

久留米記念の決勝を振り返ってくれた嘉永泰斗。2段駆けでも、簡単に勝てないのが競輪だ。

 記者のコラムでも書いたが、あれぐらいやらないと、ワッキー相手の2段駆けは決まらない。それが取手記念の吉田拓矢の優勝だ。そこで、久留米記念の決勝で2段駆けだった嘉永泰斗に話を聞いてみた。

伊藤颯馬君が2周全開だったから脚が溜まらなかった。あんな感じで、道中でいっぱいになったのは選手になって初めて。まず新山響平さんが前受けだし、突っ張られる可能性があるから押さえるのに脚を使った。あれが車番が逆で、僕らが前受けなら、あそこまでのロスはなく主導権を取れた。あとは、ホームで森田優弥君が見えたから、慌てて踏んだのもある」

 これは不思議な負け方だと思っていたが、段々と腑に落ちてきた。取手記念で言えば番手だった坂井洋の位置だし、坂井洋も、かなり沈んでいる。

「ああ言う時の2段駆けは、逆に3番手の方が有利ですね。ただ、基本的な脚力は足りないと思っている。そこが今の課題のひとつ」

 九州の2段駆けが決まるのはFIか九州の記念までが記者の今の持論。九州若手のFI優勝の持ち回りは、感心するほど上手い。ただ、他地区の記念や、特別競輪では北井佑季深谷知広犬伏湧也脇本雄太など大物相手に2段駆けを決めるのは至難の業だ。九州の若手は肝が据わっている選手が多いが、まずは脚力の向上がカギになる。 (町田洋一)

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