2024/07/04(木) 10:00 0 5
小松島競輪場で4日から開催する「阿波おどり杯争覇戦(GIII)」。タレント性と競輪愛を兼ね揃えた「ケイリン女子部」部長・二宮歩美が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
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全国的にはいよいよ夏本番!!
競輪のお仕事をしていると全国を回る機会にも恵まれ、各地で誰もが知っている歴史深いお祭りに足を運ぶことも、1つの楽しみにもなっていたりします。
それこそ日本三大盆踊りや四国三大祭りの1つとして有名な阿波踊りも来月、徳島県で行われますね!
約400年の歴史を持つ伝統芸能なら1度は見ないと、と以前行って参りましたが華やかな衣装や踊りの種類があり、男踊りや女踊りも見ることができ、感動しました。
そんな徳島県で7月4〜7日まで開催されるのが令和6年能登半島地震復興支援競輪 大阪・関西万博協賛「阿波おどり杯争奪戦(GIII)」。
競輪界的には7月から後期に入り、期が新しくなることでクラス替えもあり、心機一転。この後は「サマーナイトフェスティバル(GII)」が控えている選手も多く、その前の最後の脚力や調子を確かめるのに大事な4日間になってきそう。
中四国勢は今となっては、自力の動ける選手も豊富に育ってきているだけに、地域的に大勢揃えば別れて戦うことも出てきそう。普段は仲間でラインを組むメンバーが、時にはライバルになる、というのも競輪の面白さの1つ。お互いの強みや戦い方も十分にわかっていて、信頼している選手同士によるバトルになると、さらにお客さまを含め、場内盛り上がること間違いなし。
実はよくよく考えてみたら、私が唯一行ったことのない競輪場が小松島バンク。
400バンクで直線が少し長い55.5mでカントは比較的緩い29°。聞くところによると競輪場のすぐ横に海があり、バック側が常に風が吹いている状態だとか。この風の向きによってだいぶ左右されるみたいだが、追い風になればスピードが出て、捉えることが出来なくなるくらいに風の影響を受けることも!?
そして最後の直線も追い込むには十分の距離があるらしく、内側よりも外側が伸びるそう。そうなると全体的に自力選手の方が有利になるのか。その辺りも車券術の1つとして考察してみたい。
自分自身も年々、年を重ねる毎に色々なことに限界を感じてきてはぶっ壊して…を繰り返しながら気づけば今年40歳を迎え、もうそろそろ本当の限界か…と思って顔をあげてみると、いつもそこにいるのは佐藤慎太郎選手。
本人も限界が気のせいなのか、気のせいじゃないのか時にわからなくなるような場面も発言も垣間見れるが次の瞬間にはしっかりと全てを整理し、とにかく一生現役を感じさせる前向きな走りで見るものを虜にしていく姿には完敗。
ましてやゴールするまでの間、とにかく色々なことに配慮しながら走り続けているコメントを岸和田GIの共同インタビュー内の現場で感じることが出来たのも大きかった。全てを言葉にするわけではなかったが、全体を見渡せる広い目線や大人のおもてなしを感じた。
ベタ中のベタなピックアップにはなってしまうが、地元選手の中で犬伏選手を推さないわけにはいかない。
徳島勢の中心的な存在で間違いなく近いうちGI獲ると見ている。いつの間にか頭を丸めていて外見があまりにも変わりすぎていた瞬間にはびっくりしたが、とにかく先行させたらピカイチで長い距離が踏めるだけに頼もしく必ず師匠の小倉選手や阿竹選手始め地元勢も一緒に勝ち上がらせてくれるはず。
初S級初地元記念を迎える室井選手や久樹選手の若手勢のいいお手本や活力になることにも期待して。
私と同県同級生(ほぼ同期?笑)の岩本選手が40代に入り、このタイミングで最高潮を迎えようとしている。
ダービーでの単騎2着の結果が跳ねて今年はKEIRINグランプリ圏内。まだ自身ではあまり実感ないと言うか、意識し過ぎたり、油断は出来ないと言ったところか今年はいつも以上に丁寧に走りながらも賞金をしっかり積み上げていきたいところ。今回は深谷選手と一緒なのでラインを組んで高みを目指すことが出来そう!!