2024/07/01(月) 13:30 0 22
相手が誰でも、怯まない。どんな展開になっても、必ず仕掛ける。それが清水裕友という男の生き様で、この「攻める姿勢」が好結果につながり、今年の前半戦はまさにMVP級の活躍だった。今回は小松島記念ということで地元徳島の選手との「組む」「組まない」問題が必ず出てくるが、どういう組み合わせになっても持てる力を100%発揮して人気に応えているだろう。
圧倒的な脚力に自在性が加わった深谷知広も清水と互角の評価。あの深谷がと言ったら失礼だが、ここまでたくましくなり「漢字の競輪」に対応できるようになったのは驚きだ。南関地区にはダービーの準優勝が光る岩本俊介もいるので、この大砲&大砲の強力連係も気になって仕方ない。
地元の徳島からは犬伏湧也に期待が集まる。周りの包囲網が厳しくなった今年は思うような走りができていないが、新エースの自覚を持って4日間走り抜く。
大将格の小倉竜二は意外にも地元記念の優勝がまだないが、俺が、俺がの選手ではないので、若手を好きに走らせチャンスを待つ。地元の1班は他にも島川将貴、小川真太郎、阿竹智史、湊聖二と個性的な面子が勢揃い。また今開催がS級デビュー戦となる室井蓮太朗、久樹克門にも注目したい。
名コンビ復活の新田祐大と佐藤慎太郎も息の合った連係を見せてくれそう。新田は誘導員早期追い抜きのペナルティで地元のダービーに出場できなかったし、そこでの遅れを取り返すべくがむしゃらに攻める。
年齢からくるものなのか今年は精彩を欠く佐藤だが、これまでの実績は無視できず、頼れる新田にぴったり続いてゴール前勝負に持ち込むか。
他では、嘉永泰斗と山田英明の九州両者も優勝争いに絡んできそうな伏兵以上の存在。地区的には劣勢だが、福永大智や志田龍星といった若手機動型も一発の力を秘めている。