2024/06/23(日) 21:45 0 1
前回走った「5月第3戦」でベストタイム更新から初の3連勝&初優出を決めた常次。それまでは準決勝3着までが最高といった感じではあったが、驚くほどの急成長。しかも初の決勝も先行し、黒瀬浩太郎にこそ捲られたが、3着に逃げ粘って表彰台入りを果たしたのだ。
今回も更にベストタイムを更新したので、何かキッカケはあったのかと聞いてみると「タイムトライアルは駆け方を考えて変えてみたらタイムが上がったんです。レースは(PIST6では)今まで特に考えていなかったけど、メンバーとコースを見てレースの展開や組み立てを考えるようになったらいけました。まだまだやれそうな気がします!」と笑顔を見せて応えた。
現行競輪でも一時期は調子を落としていたが、徐々に勢いを取り戻してきた様子。「しっかり練習ができているので」と始めに聞いたときにはサラッと応える感じだったが、「今まではウェイトを結構やっていたけど、それをやめて自転車に乗っている時間を増やしたんです」とのこと。
デビュー当時から先行メインに勝負。S級に上がってからもその先行は通用していたし、これからの近畿を背負っていく存在なのは間違いない。来期からは1年間A級だそうだが、またS級に戻ったときには更にパワーアップしているはずだ。
今シリーズはかなり濃いメンバーが集まり、参加メンバーは一筋縄ではいかない開催になりそうだが、また成長した常次が魅せるレースで今回も盛り上げてくれることだろう。(アオケイ・宮本記者)