2024/06/22(土) 10:00 0 2
久留米競輪場で22日から開催する「中野カップレース(GIII)」。勝ちにこだわる王道予想を提供する「水鳥会長」が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
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「世界の中野」のグランドスラムが懸かった引退レースは、未だに自分の中で一番の思い出に残るレースとなる。準優でまさかの吉岡稔真敗退で目標不在の決勝戦。渾身の自力捲りは僅かに滝澤正光に届かずの2着。滝澤、中野浩一、井上茂徳の横一線のゴールは今でも鮮明に目に残っている。
久留米バンクは立地的に風の影響を受けにくく、みなし直線、カントもほぼ全国平均値で特徴と言った特徴がないバンク。ただ降水量が多い地域かつ、梅雨時の開催も重なり雨バンクになる可能性が高い。若干軽めのバンクでもあり、悪天候ならスピードタイプが好機仕掛けになると、前団決着が多くなるだろう。
久留米開催かつ中野浩一の冠レースということで九州勢の層の厚さが目立つ。
梶原海斗、後藤大輝、岩谷拓磨ら若手機動型が充実しており、番組的にも恵まれる北津留翼、嘉永泰斗は比較的楽な運行から優出決めV狙う。瀬戸内もタレント揃いで、事欠かない松浦悠士の優出もほぼ間違いないか。
東勢は新山響平が軸となり持ち前の積極的な走りでの勝ち上がりに期待。
地元福岡のNewスター。S級の畑にはまだまだ慣れず苦戦続きだが今節は九州勢の勝ち上がり牽引に徹するならば、その先行力は脅威で九州地区の盛り上げ役になれるか。
ケレン味ない逃げ勝負でFⅠ予選クラスは好走。今シリーズは何としても二予突破して準優にて九州勢の優出に貢献したいところ。
近況好調維持で全プロも積極な走りで連勝。持ち前の思い切り良い走りで展開、天候も味方すれば悲願のGIII初優勝も夢ではない。