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【小倉競輪・ミッドナイト】22歳相手に奮闘した52歳浦山一栄

2024/06/18(火) 10:15 0 1

小倉競輪場のミッドナイト「ウィンチケットミッドナイト競輪(FII)」が17日、2日目を開催。3Rのチャレンジ選抜に出走した浦山一栄に話を聞いた。

「赤板周回のタイムを後から聞いて満足してます」と話す浦山一栄

 単調な流れで終わってしまう事も多いチャレンジ戦の敗者戦だが、3Rは52歳の浦山一栄と、22歳の丸林駿太の攻防が見応えたっぷりだった。後ろ攻めの浦山が、前受けから突っ張り先行を狙った丸林を一気に叩くと、番手に収まった丸林がすかさず叩き返して今度は丸林の後ろに浦山が入った。丸林が富永昌久の追い上げを待って空けた内を、今度は浦山が突いて最終HS前で前に出ると、またまた丸林が…。

 というように、2人がラインの先頭選手として意地を見せ合った。最終的には丸林が押し切って1着。浦山はゴール前で1車にかわされ3着でのフィニッシュとなった。

「初日もこういう風にやれば良かっただけなんだよなぁ。今日はやることやっての結果だから、うん。初日がみっともないレースしちゃって、なんかモヤモヤしてたんだよね。見ているお客さんは楽しいレースだったんじゃないかな。ザワつかせたと思うよ。チャレンジらしからぬ攻防でね。やった方でしょ、52歳。向こうの父ちゃんよりも年上なんだから、こっちは。イッコウね、マルバヤシイッコウ(丸林一孝・正しくはマルバヤシカズタカだが愛称の音読みで呼ぶ)。まだ40代でしょ(46歳)。赤板周回のタイムを後から聞いて満足してます」

 若い頃はドが付くほどの先行選手として鳴らし、50歳を超えた今でも自力で動く際は若い選手にあの手この手で立ちはだかる。7車立てになっても“競輪”をやり続けている。

 最終日は1Rに出走。後ろは54歳の藤光健一と同学年で52歳の森山昌昭。3人合わせて「158歳トリオ」で戦う事になった。「もうね、バカじゃないのって感じだね。もうホントに」。そう言いながらも嬉しそうで仕方なさそうな満面の笑みを浮かべていた。(netkeirin特派員)

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