“すでにS級上位の力がある”と言われる超大物は、本デビュー戦だった前回の取手で文句なしの完全Vを達成。しかし「2日目がまくりになってしまったのが…。決勝はバックも取れなかったし全然(ダメ)です」と、高い意識を持つだけに内容に不満が残ったようだ。

「でも一場所走ったことで今回はもう少し落ち着いて行けると思う。前回の反省を生かしてラインで決める走りをしたいです」と今シリーズの意気込みを語った。

　吉田兄弟といえば次男の拓矢は真面目なアスリート、三男の昌司はおちゃらけた愛されキャラというイメージが定着している。果たして四男・有希の性格は…。

「自分は『お調子者』って言われることが多いし、どちらかと言えば昌司に近いですね(笑)。ただ昌司ほど強烈ではない(笑)。“拓矢と昌司の間で、やや昌司寄り”ってところだと思います」。そう話す雰囲気は確かに昌司にそっくり。

「拓矢は練習でも本当に強いしレベルの違いを感じる。昌司も拓矢とは違った色々な良さがあるし、良い所を吸収して今後につなげていきたいです」

　2人の偉大な兄から良い所を引き継ぐ有希は、人気と実力を兼ね備えたスーパースターになる素質がありそうだ。(netkeirin特派員)