逃げても捲っても、強い印象がある吉田晏生。8連勝で迎えた大垣決勝では単騎の不利もあったが、見せ場なく地元勢にまんまとしてやられ、2班への特別昇班を逃してしまった。

「やっちゃいました…。あの位置からでは3着が一杯一杯でした」と悔しさをにじませるが、その後の地元戦は1着2着で勝ち上がり決勝でも危なげない走りで優勝と人気に応え続け「準決勝は後ろの細沼さんに差させてしまったが、タイムもよかったので。今回は完全優勝したいですね」と意気込む。

　そして、月末に行われる取手でのレインボーカップチャレンジファイナルに出場する予定で「予備の予備の予備だったんですけど…(笑)。3人特昇してくれたので自分も出場できることになった。来期は定期昇班が決まっている。結果を出したい気持ちもあるけど、あのメンバーで自分の力が試せるいい機会だし楽しみ」とハイレベルな戦いに心を躍らせている様子。

　そこに向けても今開催は3日間負けられないだろう。初日に通算50勝を決めて、幸先のいいスタートを切りたい。(アオケイ・松野記者)