2024/06/06(木) 10:00 0 4
函館競輪場で6日からナイター開催する「ミリオンナイトカップ(GIII)」。BSの位置取りも想定した本格競輪予想を提供する「倉本匠馬」が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
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直後に「高松宮記念杯競輪(GI)」が開催されるのでトップ選手は不在の「ミリオンナイトカップ(GIII)」。同日開催で奈良競輪でもグレードレースが開催されるので、戦力も分散。出場選手登録を見てもかなりの拮抗したレベルの戦いになりそうで、展開やバンクコンディション次第で結果が変わる非常に難解なレースも多くなるはず。
出走選手一覧を見た感じでは競走得点トップの阿部将大を中心として、厚い戦力でその脇を固めることができそうな九州勢に注目が集まるだろう。初日から各選手の調子や相性の良し悪し、レース傾向や展開を正確に判断して予想を組み立てて行きたい。
バンクの特徴としては1周が400mでみなし直線は51.3mであり、比較的緩めのカントとなっている。バックストレートも短いので後方からの作戦では上位進出は難しく、逃げ・先行選手に有利なコース形態となっている。1センター側が海岸に近く、海風の影響を受けやすい傾向にあり、バンクコンディションにも気を配る必要があるだろう。
高知競輪の「よさこい賞争覇戦(GIII)」で2度目のGIII優勝を果たしてから、その後の地元FIでは2連続完全優勝と絶好調の選手。今回も九州勢の連係に期待できそうで、優勝争いの筆頭候補。どちらかというと重たいバンクを得意とする選手ではあるので、函館のバンクが合うかどうかがポイントとなるだろう。
「ウィナーズカップ(GII)」の落車以後、負傷や病気での欠場が続いているが、万全のコンディションなら今回のメンバーでは力が上。バンクとの相性も悪くなさそうなので、ここもスピードを生かした走りを期待したい。7月には地元・熊本競輪場のプレオープンも控えておりモチベーションは高いはずなので、上位進出に期待したいところ。
今期からはS級1班に昇格し、初日特選や決勝でも常連となっている若手ホープ。どちらかというと番手差しを得意としているが、若手らしさを出して先行タイプのレースを続けている。バンクとの相性も良さそうなので、数の多さで勝る関東勢を味方につければ決勝進出の可能性も。
上記に主に優勝が期待できる九州勢の阿部将大や中川誠一郎、南関東の渡邉雅也などの注目が集まる選手を取り上げたが、それ以外の選手にももちろん注目したい。見どころある選手がたくさんいるので、4日間注目して予想していこうと思う。