2024/05/27(月) 13:30 0 1
大宮競輪場では27日からモーニング「第30回楽天ポイント使えるKドリ杯(FII)」が開催中。初日7Rで快勝し、明日もメインの7Rチャレンジ準決勝に出走する吉田晏生(24歳・123期=埼玉)に話を聞いた。
前検日に顔を合わせた時に記者が放った第一声は「今回大宮に来てくれて良かったよ」である。当然吉田の前回5月大垣、9連勝がかかった決勝で敗れた事を喜んだ訳ではない。今回の大宮モーニングの面子、吉田が参戦しないと正直言って準決勝でも「これチャレンジ一般戦じゃないの?」と勘違いしてしまうようなメンバー構成だったからである。
なので9連勝→A級2班に特別昇班して欲しかったが、敗れて今回の大宮に参戦してくれた事の方が記者にとっては有り難い。
「その決勝は単騎で見てしまった。以前どこかの決勝で同じような単騎戦があって、その時は動かず騒がず脚を溜めて最後に捲って勝ったので『今回も』と思ったのが失敗。9連勝ならずよりも、何もせずに負けた方が悔しい」と特別昇班失敗も意外とさばさばした感じであった。
そして今日の初日、正攻法からの突っ張り先行。ラインで連独占を狙ったが、佐藤康恭の捲り追い込みが最後迫って2着。吉田は逃げ切ったが、番手の永井隆一は3着、3番手の清水吉康は4着となった。
「でもみんな(ライン3人)で準決勝に進めたので良かったです。僕も逃げ切れたし。準決勝は1番車貰ったので、やっぱり前受けから突っ張り先行でいきたいです。そして今度こそラインでワンツースリーを」と連独占を目論む。「状態も良いので大丈夫です」とも付け加えてくれた。
ちなみに6月は宇都宮(8日初日)と四日市(20日初日)、2つのあっせんが予定されており「7月から2班に昇班するけど、まだ9連勝して特別昇班できる可能性はある。なのでまず今回を完全Vで」と前回8連勝でストップした連勝を、再開する予定らしい。まだまだ「伸びしろ」ある地元の新鋭! さらなる上積みに期待したい(アオケイ・本田記者)