2021/07/10(土) 14:30 0 1
加藤圭一の戦歴は6着、3着。いずれも前が行ってくれて、先行の番手回りで4角では絶好。ただ、このパターンが一番苦手で全然伸びない。これが強い先行選手の番手なら良いが、そうでない為、一緒にスピードが鈍り後方から飲まれてしまった。小倉竜二も番手では伸びないが、後方からのコース取りの強襲は芸術的。いわば、加藤も“オグリュー”タイプだ。
「番手捲りをするのは簡単。それでは誰も行ってくれなくなる。それが決勝とかなら別だけど…。もう自力は無理だし出さない。後輩が行ってくれるのは有り難いけど、後方から突っ込む方が得意。今日も綺麗にコースが見えましたよ(笑顔)」。
超地脚でダッシュがないから、愛称は逆に「ダッシュ先輩」。自在でやっていた時は、イン粘り名人の一人だったし、マーカーになっても古い考えを持っているのが素晴らしい。(町田洋一)