5月14日、武雄競輪場で行われた大楠賞争奪戦(GIII・4日目)の決勝は、自力に転じて捲った深谷知広(34歳・静岡=96期)が1着、追走した阿部力也(36歳・宮城=100期)が2着、追走した大槻寛徳(44歳・宮城=85期)が3着に入った。3連単は②-⑧-⑥で1,450円という配当だった。
レースは激しくもつれる展開。残り2周で
志田龍星(26歳・
岐阜=119期)が
根田空史(35歳・
千葉=94期)を押さえて先行するが、打鐘で
清水裕友(29歳・山口=105期)が一気に先行。すかさず根田が巻き返して先行しようとするが不発、清水が突っ張り切る。根田が不発に終わり、いったんは後ろに置かれかけた深谷だが、最終バックから自力に転じて力強く捲り切り、ラインを引き連れて見事優勝した。