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【大楠賞争奪戦】自力勝負で魅せた北津留翼

2024/05/13(月) 19:15 0 16

武雄競輪「開設74周年記念・能登支援・万協大楠賞争奪戦(GIII)」が13日に3日目を終えた。特選9Rを走った北津留翼に話を聞いた。

「スピードに乗せてからも下りを利用して駆けられた」と話す北津留翼

 初日特選は嘉永泰斗、2日目二次予選は岩谷拓磨に任せいずれも共倒れに終わったが、ここは本来の持ち場である自力勝負で魅せた。最後は山口敦也に容赦なく抜かれたが、強じんな脚で2着に逃げ粘った。

「やっと自力で。車番も良かったし、初手の並びもやりやすかったからカマせそうだなと思いました。バック向かい風だったから、勢いがなければ止まるので、止まらないように少しずつ踏み込んだ。スピードに乗せてからも下りを利用して駆けられた」と内容充実の2着だった。

 今開催を終えるとすぐに静岡へ飛び、第128回生として入所する実娘、北津留千羽を送るため16日に行われる「日本競輪選手養成所」の入所式に参加する。

「ここを終わったらすぐ行きます。静岡へ行ったら行ったで忙しいので、その前に練習をしておかなければいけませんね」

 この後は6月前半に玉野FIを走り、岸和田GI高松宮記念杯競輪が控えている。

高松宮杯の前、子供の大会で富山県にずっといます。大会帰りに大阪で自分だけ落としてもらい、そのまま参加するつもりです」と、この先も強行日程が続く。父はこの後も大忙しだ。(netkeirin特派員)

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