2024/05/13(月) 13:30 0 4
道中はとんだアクシデントに見舞われた。打鐘過ぎの2センターで、前を任せた畝木聖が体勢を崩し落車してしまったからだ。別に誰かと接触したわけでもなく、フイに視界から消えた。急に目標選手がいなくなっても、西田は焦らず前のラインへ付け直すと、タイミングを計ってタテに踏んだ。
「畝木が目の前でブルハン(ハンドルがブルブルすること)していきなり消えた。もうウソやろ!! って気が気じゃなかったですよ。でも(前団にいた)関根もまだ踏んでいなかったし、落ち着いて追い付きました。その後は待っても根本(哲吏)が来るしダメ元で行った。バック向かいのまくり風とはいえ、まあまあ持ちましたね(笑)」
結果は後ろにいた森安崇之が抜け出し、西田は2着に残り決まり手に「まくり」が付いてしまった。それでも、バックを取らなかったのは、追込選手としての執念か。
「サラ脚なのにこんなにエラいんだから、自力選手のありがたみがよくわかりました」と、思わぬ消耗戦に見舞われ息も絶え絶えだった。(netkeirin特派員)