2021/07/08(木) 18:30 0 1
ダイジェストを見てもらえば分かるが、このレースを支配していたのは勝った郡司浩平でなく、間違いなく古性優作。一緒に走った選手も名前が出てくるのは古性ばかり。
守澤太志は「簡単に古性にやられた。俺のヨコの技術とは全然違う」と、半分ジョークだが、音をあげていた。中本匠栄も「構えて勝てるメンバーではない。位置取りの作戦だった。一旦、古性君を突っ張ったのは良かったけど、ジャンの対応で負けた。古性君より前にいるレースをやりたかったけど完敗です」。
古性自身は、いつも大きな事を言わないタイプ。「高松宮記念杯の疲れが抜け切っていないし、体はしんどい。最終ホームの判断も悪くて、守澤さんを飛ばす必要はなかった。後ろの事を考えて走ったけど、松岡健介さんと神田紘輔さんのスペースを作れなかったので」。古性の走りは、前にも後ろにも目があるようだ。
二次予選は脇本勇希との連係で「多分、初めて。お兄ちゃんとは違う楽しみな面がありますね」。東京オリンピックが終われば、ワッキーは競輪に戻ってくる。今年後半のビッグレースで、ワッキーの番手で古性がGIを勝つシーンもありそうだ。(町田洋一)