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【大楠賞争奪戦】"パワフル先行"が代名詞の野口裕史

2024/05/11(土) 18:45 0 4

武雄競輪「開設74周年記念・能登支援・万協大楠賞争奪戦(GIII)」は11日、初日を終えた。一次予選5Rを走った野口裕史に話を聞いた。

「下りになったらビュンと揺れすぎた」と話した野口裕史

 大柄な体躯を揺らしながら駆ける"パワフル先行"は野口の代名詞的なもの。この日も打鐘過ぎから飛び出したが、今回はいささか揺れすぎたようだ。「粘られないように少し上を走って(鐘4角の)下りになったらビュンと揺れすぎた(苦笑)。下りすぎましたね。1回揺れると振り子の原理でずっと揺れが止まらないんですよ」。

 あれだけ大きな野口が目の前で揺れていては、番手の中田健太はたまったものではなく「酔いに酔いました。自分はさざ波程度でも酔うのに、もうアメリカン並みのプールに入っているみたい。溺れて酔ってグワングワン(笑)」と困り果てた。それでも野口は「でも、それは止まらないものなのです。ははは」と涼しい顔だった。

 とはいえ、直線が長く先行が受難とされる当バンクで逃げ切りは値打ちがある。事実、初日は12Rで唯一となる先行選手の1着だった。2日目、二次予選8Rは展開入り組む4分戦。車番も決して悪くなく、初日と同様に順番が来ればいさぎよく飛び出す。(netkeirin特派員)

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