2024/05/06(月) 22:15 0 2
好調選手がそろって激戦ムードだったA級特選の5R。衰えを知らない48歳の小林則之は、23歳の室井蓮太朗と32歳の一丸尚伍、121期コンビとの三分戦に挑んだ。
「121期2人相手にレース前はちょっとびびってたけど、行く勇気を出せましたね。自力屋としての本能が出ました」
一丸と室井が踏み合って室井が3番手に収まり、小林は一本棒の6番手。苦しい流れかと思われたが、豪快に捲って先頭に躍り出た。ただ、小林後位の五十嵐力が渡邉豪大に捌かれて小林は渡邉に差されて2着。
「上出来ですよ。やった方でしょ。いい感触でしたよ。でもこの歳になると状態は日替わり。今日は良かったけど、また明日になってみないとわからないからね。また明日、頑張りますよ」
前検日には「小嶋敬二さんの姿を見たら、僕なんかまだまだですよ」と謙そんしていた。
「小嶋さんは戦ってきた舞台が違うので。僕なんかと比較しちゃダメですよ。僕は平民ですから。平民がここまでやれれば十分でしょう。同じ年の市川健太にも頑張ってもらいたいね」
スピード全盛時代に48歳で自力で動けるだけでも大したものだ。準決勝は新鋭の黒瀬浩太郎らの挑戦を退けられるか注目だ。(netkeirin特派員)