2024/05/04(土) 19:15 0 9
当レースは犬伏湧也-小倉竜二に人気が集まるかと思われたが、何と最終オッズは窓場と山本伸一の近畿両者が2車単の一番人気。窓場はそんなファンの期待に応える激走で山本を連れ込んだ。
道中、ピッチの進め方も絶妙だった。ホーム前からの仕掛けは、ともすればスキマに入って構えたくなるが、そんなのお構いなく前々へと車を運んだ。「犬伏君が加速したので合わされたけど、内にいた選手たちもきついだろうから、そこまで大きくヨコには動けないだろうと読んで、休まずビチビチにツケマイで行きました」と読みも冴え、攻める姿勢も的確だった。
今節は万全な状態で挑んだものの、二次予選では北日本ラインの結束力に屈した。だが、GIの大舞台での失敗は必ずや今後の糧となる。
「メンタル面に左右されるなか、冷静に強い気持ちを持っていけている。でも、それはまだ半年ぐらい。強い選手たちはこれを何十年と続けているし、自分も対応していけるように。また大きなレースがあるのでその辺が課題ですね」
次の"大きなレース"とは、6月に岸和田競輪場で開催されるGI「高松宮記念杯競輪」。地元、近畿地区での開催とあって大暴れは必至だ。(netkeirin特派員)