2024/05/03(金) 19:15 0 9
レースを制したのは、眞杉匠の番手から飛び出した坂井洋だったが、インパクトを残したのは古性優作の躍動感だ。最終ホームでは7番手に置かれるも、三谷竜生よりも先にアクションを起こした。2角では武藤龍生の強烈な牽制を浴び、さらに坂井の番手まくりを食らったが、事もなげに武藤をキメると、2センターで平原康多をしゃくって先頭の坂井に詰め寄った。加えて言えば、直線で中割を狙った南修二のコースを阻むきめ細やかなプレーも軽快だった。
「ホーム、バックの風がすごく重くて、打鐘でもうきつかったです。武藤さんに一発もらったけど、自分の体重が重いから戻せばさばけそうだなと。その後はさすがに坂井君まで抜く脚は無かったです」とレース後は疲労困憊だったが、「自力自在」とのコメントを実践した責任あふれるトリッキーな運びは、これでもかというほど魅せ場が満載だった。
決勝進出をかけた準決10Rもコメントは「自力自在」。ゴールデンレーサー賞を上回る変幻自在な立ち回りで再度、魅せてくれるはずだ。(netkeirin特派員)