2024/04/28(日) 23:15 0 12
久留米競輪場のナイター競輪「第2回オールガールズクラシック(GI)」が28日に幕を閉じた。11Rの特選に出場した坂口楓華に話を聞いた。
3月の取手ガールズコレクションを制すなど8節連続Vで今年最初のGIを迎えた坂口楓華。初日のティアラカップは3着で、準決勝は4着。決勝進出を逃して挑んだ最終日11Rは2着。勝ち切れないままシリーズを終えることとなった。
「3日間、体の調子が良くなくて弱気になってしまった。時々あるんですけど、疲労がちゃんと取りきれてなくて…。気持ちがネガティブになってしまった。自分の走りが出来なくてGIの舞台で活躍出来なかった」
今年のガールズケイリンを引っ張り、GI初優勝にもっとも近い存在だった。悔しいはずだが、坂口はあえて前を向いた。
「まだまだ伸びシロがあるんだ、と。GIだからみんな強いのは当たり前。レースの引き出しを増やさないといけないし、器用さがないので自在性も身につけなきゃいけない。力だけじゃ勝てない舞台なんだと改めて思わされた。でも、こう思えるのも収穫。結果は散々だったけど、悔しいという気持ちよりも、まだまだ強くなれるとポジティブにとらえたい。またすぐにGIもあるので。頑張ります」
挫折や逆境を経て強くなってきた坂口。今回の3日間をエネルギーに変えて、さらに進化を続けるはずだ。今年のGIは1個が終わったに過ぎない。残りの二つでは違った姿を見せてくれるだろう。(netkeirin特派員)