2024/04/28(日) 23:00 0 14
久留米競輪場のナイター競輪「第2回オールガールズクラシック(GI)」が28日に幕を閉じた。9Rガールズ選抜を走り終えた石井寛子に話を聞いた。
地元の林真奈美が前受けから青木美保を突っ張り、岩崎ゆみこを突っ張って主導権を握る。浮いた岩崎の後位を追っていた石井寛子が、4車併走の大外を捲り上げる。懸命に逃げる林を、ゴール前で石井が捕らえて白星締め。
「『気持ちだけは切らさないように走り切ろう』という想いは、走りで伝えられたかなと。捲りにいった場面は、歓声が聞こえて。『気持ち』で走りました。敗戦しても、走る前、応援しか聞こえなかったんです。『今日、挽回しろよ〜』とか『寛子〜』って名前を呼ぶ声が本当に沢山、聞こえてきた。感謝、感動、感激でしたね。声援に後押しされました。改めてGIはすごい舞台なんだなと、どこのレースを走っても感じましたね」とこみ上げる想いを走りで体現した。
と同時に、GIの難しさを口にする。
「普段動く選手が動かなかったり、いつも動かない選手が動いたりする。展開の読みが甘いのかなと思います。すぐにGIが来ちゃうので、また出直します。次走は京王閣、明日からは休みません。練習します、気持ちを絶対に切らさないように」
昨年、デビュー以来10年連続で出場し続けたグランプリの舞台に届かなかった。石井にとって、今年はリスタートの年。悔しさを胸に、そして声援で後押ししてくれるファンのために石井は歩を進める。(アオケイ・八角記者)