2024/04/28(日) 16:30 0 4
全日本選抜で優勝した郡司浩平は早々とグランプリ出場を決めた。1年で赤パン復帰とは、さすがである。
現状、賞金順位は5600万円の郡司浩平、5300万円の清水裕友、4500万円の古性優作、3600万円の脇本雄太と続く。今大会の優勝賞金は8200万円あり、準優勝が4000万円、3着でも2700万円と大きな上積みができる。
選手は「GIを獲ってグランプリ!」と公言するが、現実的に賞金の積み重ねは大きい。自分に対して厳しいコメントが多い古性優作だが、輪界最強の呼び声は高い。脇本雄太が直前、腰痛で欠場になったが大きな影響はないだろう。近畿の指令塔の立場もあり、この先、20年、30年の“近畿の競輪”を構築する。あとは、もう少し、若手の成長を望みたい。
元々、冬場が得意な清水裕友だが、それ以上に底上げに成功している。
盟友・松浦悠士は骨折明けだが、犬伏湧也・町田太我と目標にできる自力選手は多い。
郡司浩平と深谷知広は、自力がメインだが、北井佑季と一緒の時は番手回り。
この先、逆回りで北井佑季が番手を回るケースが出てくれば、更に南関のラインは機能する。地区的に勢いと安定感があるのは南関ラインと言えるからだ。
北日本は地元開催で有利な番組も組まれそうだが、新山響平の一枚看板ではきつい。ただ、佐藤慎太郎は郡司浩平、眞杉匠、深谷知広、北井佑季と連日、好目標に恵まれるだろう。
関東は、西武園記念を見ても時代の流れを感じる。それでも眞杉匠の元気のある走りは明るい材料。やはり、平原康多の復権は望みたい。
中部は山口拳矢がスランプ状態だが、浅井康太は良い頃の脚に戻っている。
九州は嘉永泰斗と山田庸平が、どこまで勝ち上がれるかだ。直線の長いバンクで、両者にとっては有利に走れそう。