2021/07/03(土) 19:45 2 3
GIIIの二次予選をこぼしてしまったのは、およそ4年ぶり。奇しくも当所だった。痛恨の敗者戦回りとなっても松浦の情熱と勢い、それに責任感は色あせることがなかった。レースは横綱相撲ともいえる圧巻の運びでまくり圧勝。マークした筒井敦史ー原誠宏を引き込み、確定板を独占した。「笠松将太君が飛んできたときは2日目のレースがフラッシュバックした(笑)。ここを走っているのは自分の今の実力だし、それは受け止めないと。昨日のレース? アクシデントがあるのが競輪なのでそれも承知済み」と気持ちの切り替えはスムーズに行った様子。
「メンタルがやられてしまい吉本哲郎さんに愚痴を聞いてもらってます」と冗談めかすが、確かに高レベルをキープするのは大変なこと。途切れてしまいそうな敗者戦でもしっかりと結果を出すのは競輪界の顔・S級S班としての務めだ。「残って走り、結果を出すことで売り上げが増えればいいでしょう。2日目の自分を買って負けたお客さんに取り戻してもらえれば。そんな気持ちを持って最終日も勝ちたい」と更なる仕切り直しを誓った。(netkeirin特派員)