やや元気のない吉田有希は前回の松阪FIでも予選で敗退を喫するなど、近況は数字の上では苦しい戦いが続いている。ただ本人は悲観した様子はない。

「前回も3日間先行できたし、最終日はSJHB(スタート、ジャン、ホーム、バック)全部取れたので。確かに点数は落ちているけど、今はそこを気にする時期じゃないのかなって。人間なので調子が良い時も悪い時もある。こうやってやるべきことをやっていけば、またいつか良くなってくると信じて頑張っていきます」

　デビュー直後の活躍があまりにも衝撃的で、それ以降は周囲が求めているものが高くなっているのも事実。周りの声ももちろん本人は届いているが「あまり気にせず、自分のペースで」と焦ることなく着々と底上げを図っている。これからも目先の結果にとらわれず、まずはしっかり自分のレースを貫いていく。(netkeirin特派員)