前半戦の疲れがここに来て出ているのか、松浦悠士の走りが最近ずっとおかしい。初日の特選レースも車の進みはモコモコしていて捲り不発の5着。

「別府記念の初日にアオリをくらってバランスを崩したんですが、そこからダッシュの時にスタンディングをすると、ずっと変な感じがするんです。来る前の練習ではそこをしっかり意識して修正できたのに、今日のレースでまた同じような症状が出てしまった。簡単に言うと、上体が前に突っ込みすぎてスピードがうまく出ないんです」

　絶好調時と比べると50〜60%のデキだが、このまま終わる男ではない。「脚だけなら別府や宮杯の時よりも間違いなくいい。あとはフォームと踏み方だけ。サドルの高さで気になる部分があったから、もう少し気持ちよく乗れるように、これからセッティングをいじってみます」と言って、検車場に消えていった。(アオケイ・長谷川記者)