2024/03/31(日) 17:00 0 4
武雄競輪「大阪・関西万博協賛競輪(GIII)」は31日、最終日を開催。5RのS級選抜を制した太田竜馬に話を聞いた。
5Rは太田竜馬が3番手併走を凌いで2角捲りで1着。ラインでワンツースリーを決めて2車単、3連単共に1番人気で決着した。前節の平塚FIの6、5、4着に続き、今節も5、5、9着と苦しい走りが続いていたが、ファンの注目度は高かった。
「勝てたけど…。やっぱり重いですね。劇的に上向くとは思えないので、ちょっとずつ良くなってくれれば」
レース後は勝った選手とは思えないようなコメント。強い頃の太田竜馬を思えば、そうなってしまうのも無理はないだろう。
「回してる感じがないんですよね。ずっと踏みつけてる感じ。だから最後まで脚が残せない。ちょっとずつはマシになっているけど良くはない。上り坂を上ってるような立ち上げ方になっちゃってる。本当は下り坂を下りる感じで走りたいんですけどね。いい頃のイメージはあるので、感覚を取り戻せるようにやっていくしかない。もう少しかかってしまうと思うけど、体が思い出してくれるまでやっていくだけです」
犬伏湧也の台頭があった徳島勢。太田の復活を待つファンも多いだろう。そうなってこそ四国勢もますます盛り上がっていく。出口のないトンネルはない。苦しんだ先の光を目指している太田をいましばらく見届けたい。(netkeirin特派員)