3月22日、取手競輪場で行われた令和6年能登半島復興支援・ウィナーズカップ(GII・2日目)の毘沙門天賞は、追い込んだ眞杉匠(25歳・栃木=113期)が1着、番手から脚を伸ばした松浦悠士(33歳・広島=98期)が2着、間を捌いて追い込んだ古性優作(33歳・大阪=100期)が3着に入った。3連単は③-①-⑦で14,280円という配当だった。

　レースは北井佑季(34歳・神奈川=119期)の先行を打鐘で犬伏湧也(28歳・徳島=119期)が一気に叩いて逃げる形。佐々木豪(28歳・愛媛=109期)と共に出て、北井ら南関コンビは3・4番手に収まる。最終ホームで清水裕友(29歳・山口=105期)が一気にかまして犬伏を叩き切る。清水のスピードが良く、人気の脇本雄太(35歳・福井=94期)も捲り不発となるが、最後の直線に入って様相はガラリ一変。清水と離れながら番手から脚を伸ばした松浦と、後方から内を捌いて伸びた眞杉、脇本の後ろから切り替えて内を捌いて追い込んだ古性の3人で優勝争いとなり、間から伸びた眞杉が僅かに出て見事1着となった。