2021/01/19(火) 18:00 0 2
年頭の立川記念と大宮記念を平原康多が連覇したが、松浦悠士も岸和田記念(和歌山)を貫禄の優勝。正月四日間を副鼻腔炎で寝込んでいたが、それも本当かと思う様な走り。確かに初日特選は全くらしくなかったが、日毎に良くなっていた。この辺りが修正能力の高さだし、悪い悪いと言いながらも他の選手に比べれば土台が違うと言う事だろう。決勝は同県才迫開の早駆けはあったが、メンバーはかなり濃かった。その中での優勝は価値があるし、今年も安定感ある走りを披露するはず。中国ラインで取鳥雄吾と一緒なら番手を回るが、四国地区の自力選手とは別線だろう。 ▶岸和田キング争覇戦in和歌山特集
残念ながら守澤太志は欠場になったが、もう一人のS級S班は郡司浩平だ。来月の地元川崎・全日本選抜競輪に向けて仕上げている途中だが、責任感から走りは緩めない。立川記念では先行策で平原に捲られたが、その意欲は十分に評価出来る。松浦からすれば、同級生でもあり手の内が分かっているから嫌な相手だ。
地元・愛媛は人格者の渡部哲男をリーダー格に松本貴治、佐々木豪、橋本強と駒は揃っている。松本はヤンググランプリの覇者だが、これだけでは終われない。今年1年を占う意味でも、大事な地元記念になる。
北日本は渡邉一成が競技を卒業し、競輪一本となり結果を出す様になってきた。小田原のF1で優勝し、良いスタートを切っている。
関東は自力選手、マーク選手ともに手薄。南関勢も郡司以外は山中秀将ぐらいだ。
近畿は山田久徳、東口善朋のタッグで一発を秘める。東口は相変わらずタテが切れている。
四国は島川将貴の出来も鍵を握る。捲りでなく、先行して強いし、小松島バンクの番人と呼ばれている。それぐらい練習量は豊富だ。
九州も点数を持っているのは自在選手の山田庸平だし展開に左右される。地元の2班はトリッキーさのある吉田智哉と徹底先行の薦田将伍。この2人が予選で勝ち上がると、地元ファン、その後に走る松本や渡部にも良い影響を与えるだろう。
▶金亀杯争覇戦特集へ