2024/03/18(月) 22:15 0 2
以前は目標にマークして流れ込み2着や追い込んでも追い込みきれずに2、3着といったイメージが強かった石毛克幸。しかし、予選は目標の山賀雅仁が内に詰まる厳しい展開。本来ならその後ろでガマンのレースになりそうな流れだったが、最終2角で自ら車を外に持ち出して、カントを登って大捲り。若かりし頃の石毛を彷彿させるパワフルな動きを見せてくれた。
「練習では捲りなどもやっているけど、いざ実際にやるとなると本当にキツイ。最後の最後は結構タレちゃいました(笑)。捲りの決め手が付くなんて何年ぶりでしょうかね」とレース後に話してくれた。
最近のイメージをひっくり返す走りの理由に付いて聞いてみると「以前は自分の中で、『このレースなら2着や3着でもいいかな』とか勝手に思っていてそれで満足している自分がいた。でも、それではダメだと思い、常に1着を取ることを意識するようにしたら、1着が取れだしてきました」と話してくれた。
勝負にどん欲になった石毛克幸の動きから目が離せない。(アオケイ・真島記者)