2024/03/12(火) 22:00 0 4
初日は5着スタートだったが、本人は明らかに手ごたえを感じていた。
「初日は3番手に入ってからもう一回、仕掛けられた。守りに入ってあのまま踏まずに慎重に行けば3着はあったかもしれない。だけど。前に踏むんだ、って気持ちを強く持って走れたのは収穫でした」と本来、自力で長い距離を踏む事を身上とする下条らしいレースであった。
2日目はこうなったら長い距離を踏むしかなく、本人も迷うことなく鐘4角カマシで先頭に躍り出た。最後はテクニックよく飛び付いた石井寛子に交わされてしまったが2着に踏みとどまった。
「2日目は水を得た魚みたく走れました(笑)」と持ち味を出し切り決勝まで勝ち上がった。
初日のあと、以前から親交があり今節も同配分の湊聖二からアドバイスをもらったという。それが下条の心に響き、励みになったという。
「レース後に湊さんから『ドキドキじゃなくてワクワクしながら走ればいいじゃないか』と言われたんです。初日は久々のレースで地に足が付いていなかったし、その通りだなって」と気持ちを一新し、2日目は自分のレースに徹する事ができた。
決勝は児玉碧衣と石井寛子ら強豪おり激戦となりそうだが、気負う事無く2日目と同様に勢いある走りでライバルたちに立ち向かう。(netkeirin特派員)