2024/03/09(土) 09:45 0 1
6Rは1着から7着まで車番通りに入線。ミッドナイトなので競走得点順に決着したわけだが、その流れを作ったのが近谷涼の先行力だ。別線が3番手を奪い合う展開になったのも近谷の力が評価されている証拠。前に出てからは別線に手も足も出させない走りで肥後尚己とワンツーが決まった。
「武雄はチャレンジ時代に完全優勝できたけど、直線が凄く長くて伸びるイメージがあった。今日も先行が決まってなかったし、先行がキツいイメージだった。ライン2車でどうなのかなと思ったけど、要所要所をしっかり踏んで捲られないようにして、あとは肥後さんを信頼して前だけ見て踏んだ。出てからは一度も後ろを見てない。とにかくワンツーが決まって良かったです」
ガールズケイリンを含めて先行した選手が2着までに入ったのはこの時点で近谷が初めて。長い直線、寒さの影響で先行受難のコンディションだった。終わってみれば、初日特選でカマシ先行から逃げ切った梅崎隆介と2人だけ。普段から積極的に攻めている近谷の脚力、気持ちが不利な状況を打破した。
「ここ何日かは花粉症の影響で体調がいいとは言えなかった。ちょっと不安もあったし、体の芯が入ってない感じだった。でもこれで刺激が入ってアタリが出たと思うし、脚的には問題ない。最近は準決勝がカベになっているので頑張りたいですね」
4場所ぶりの決勝進出を目指して準決勝も持ち味を存分に発揮する。(netkeirin特派員)