小倉競輪場のナイター「スポーツ報知西部発刊25周年杯(FI)」は8日に最終日を迎える。11レースのA級決勝を走る石橋慎太郎に話を聞いた。
今の競輪界のギヤは3.92と3.93を使う選手が大半を占めている。ここで取り上げた石橋慎太郎は何と3.54のギヤを使っている個性派だ。
「来月でこのギヤにして丁度1年になります。このギヤで走っているのは伊藤正樹(愛知・71期)さんと2人のはず。3.69から3.62に下げて、今の3.54になった。競輪はギヤではなくて足。バンクレコードがどんどん更新されるようなら別だし、80キロのスピードで勝負する訳でもないからね」と涼しい顔だ。
ベテランになればなるほど回転力を必要とされる小ギヤは苦しいはずだが、スプリンターの石橋には関係なしのようだ。(アオケイ・伊藤記者)