2024/03/06(水) 15:00 0 0
取手モーニングの予選では強烈な寒風が吹き付ける中、目の覚める様な豪快なカマシを決めて堂々の逃げ切りを見せた中島将尊。
レース後に話を聞いてみると「押さえて来たのが大高君で(あの風なら)多分、一度は休みたいはずだと思って、緩んだところを行こうと決めていました」と話す。
実際、展開はまさにドンピシャで追い風のホームでスピードを付けて発進。マークの梅山英樹とワンツーを決めた。
「最近は予選は勝てているけど。どちらかと言えば展開が向いて勝ったようなものなのでピンと来ないけど、今回は自分で『こうする』とあらかじめ決めていたことをやってレースを支配できたのは良かった」と満足げに話してくれた。
近況は準決が壁となっている中島だが「できれば、予選の様に自分で決めた仕掛けができれば最高なんだけど、今回はメンバーもいいし、そう簡単にはいかない。こういったレースを段々とできるようになってくれればいいのかな」。
常にクールで謙遜気味に話をする印象がある中島だが、『納得の出し切るレース』ができたことで、内に秘める熱量を垣間見ることができた。(アオケイ・真島記者)